いちごの品種と種類一覧−おいしい
いちごの品種と種類一覧−おいしい
よく目にする品種
イチゴの品種はいちご狩りなどに行くと、5種類位の品種が時期に応じて食べれるようになっています。章姫などは大変多く、販売されているイチゴでも大変多いようです。
イチゴはだいたい、同じ品種がどこでも作られているようです。関東なら〜〜、関西では〜〜、というふうにだいたい西と東で分かれているようです。それも長い年数に渡って同じ品種が作られてきていて、ある時、画期的ないい品種が導入されあっという間に皆が栽培するようになるようです。
品種の特徴を覚えて育ててみる
青果店などに行くとイチゴは必ず品種名が明記されています。これは他の野菜や果物とは異なり比較的珍しいことです。青果店でいちごの品種を覚えておいて、それの苗を買って育ててみるといいかもしれません。
今ではインターネット通販でイチゴの苗を買うことができます。品種名が分かっていれば検索を駆使すればどうにかして求める品種を手に入れることができるかもしれません。
登録品種名は、〜〜53号のようになっています。馴染みがあるのは、流通名、商品名の方です。
いちごの品種、種類 (ごく一部です。)
品種名(商品名) | 育成者 | 特徴 |
---|---|---|
章姫(あきひめ) | 萩原章弘さん | 1990年〜 平均果重15g |
あまおう | 福岡県農業総合試験場 | 2005年〜 20g以上の実が発生する確率が35%もあるそうです。通常は20%以下のようです。 |
さちのか | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 2000年〜 |
とよのか | 野菜・茶業試験場 | 1984年〜 |
とちおとめ | 栃木県 | |
あかねっ娘(あかねっこ) | 愛知県 | 1994年〜 |
紅ほっぺ | 静岡県 | 2002年〜 |
さがほのか | 佐賀県 | 2001年〜 |
女峰 | 栃木県 | 1985年〜 |
アイベリー | 40〜50gの大型の実が特徴です。 | |
ゆめのか | 愛知県農業総合試験場 | 2007年〜 |
ほのか | ||
かおり野(かおりの) | 三重県 | 2009年〜 |
麗紅(れいこう) | ||
やよいひめ | 群馬県 | 2005年〜 |
カレンベリー | 九州沖縄農業研究センター | 2008年〜、炭疽病、うどんこ病、萎黄病および疫病に対して抵抗性あり、平均13g以上のようです。 |
宝交早生 | 兵庫県立農業試験場 | 昭和32年〜 |
ダナー | アメリカ | 昭和25年〜 現在出回っているイチゴの元親にも使われている。 |
サマールビー | 株式会社ミカモフレテック | 四季なり性 2005年〜 |
サマーベリー | 奈良県 | 四季なり性 1998年〜 |
ペチカ | 株式会社ホープ | 四季なり性 1995年〜 |
エラン | ABZ アールドバイエン・アウト・ザート有限会社 | 四季なり性 2004年〜 |
エバーベリー | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
四季なり性 1991年〜 |
サマープリンセス | 長野県南信農業試験場 | 四季なり性 2003年〜 |
デコルージュ | 東北農業研究センター | 四季なり性 2004年〜 小型でケーキなどの装飾に向く。 |
なつあかり | 東北農業研究センター | 四季なり性 2004年〜 大きめの実で、食味が良い。 |
純ベリー | 山口照男さん | 四季なり性 1994年〜 |
この名前は品種名ではなく商品名で、品種登録されている名前は聞いてもよくわからない名前になっています。
しかし、たくさんあります。品種の元親は基本的に古い時代に海外から入ってきたイチゴが元となっていると想像できるのですが、最近の品種は有名な品種と有名な品種を掛け合わせて新しい品種をつくりだしたりしています。
いちごはランナーでも増えますが種があります。これは花を受粉させるときに、ある品種とある品種を掛け合わせて、その種を育てれば、1年半くらいで立派なイチゴの株に成長します。
また、間違っていたら申し訳ありませんが、たしか、元親に登録してある他の品種を使ってもいいはずなので、実際、権利の制限も緩い感じがしなくもありません。
もちろん、ランナーで増やしていくのはだめなのですが、F1品種のはずなので、種を取って育てると別の品種になっているので、問題のないオリジナルの品種として扱われたりするようです。不思議なことです。
どの品種が美味しいのか?
甘いと言われているイチゴ、みずみずしいというイチゴ、有名な品種を青果店で買いました。確かに最新の改良品種はおいしいです。
また、栽培技術、輸送の早さなども有り、美味しいイチゴが食べられるようになったのでしょう。
ただ1ついえることは、どの品種がおいしいか?と考えても、やはり、新鮮なイチゴにはかないません。店で買うなら、買える範囲で最もおいしい品種を見つけられると思います。
しかし、いちご狩り、家庭菜園などでその場で完熟を食べる美味しさにはかないません。
実際、いちごを完熟の状態で収穫して一日も経ってから食べるとだいぶ違うことが分かります。ある意味、青果店で売られているイチゴがあれだけいい状態なのは本当に凄いことなのだなと思います。
苺の種類
いちごの種類には大きく分けて、原種系のいちご、一季なりのイチゴ、四季なりのいちごというものがあります。
原種系のいちごはワイルドストロベリーのように、もともとの原種のイチゴに近い品種です。これらは野草のような感じで実がなっていてにも、本当に小さくかわいい、つぶのような実がなっているだけです。
これらのいちごは、長い間、品種改良をして、想像できない程変わったものになって、今売られているような大きくて甘いイチゴが成るように作られました。
調べてみるとわかりますが、イチゴの遺伝子は相当改良された物になっていることがわかると思います。一季なりのいちごはもともと前から日本でも作られていたような、一般的にうられているいちごです。このイチゴは条件が整わないと、花がさいて実がなることはありません。
この条件は低温に当てた後に日照時間が短い間しか花がさかないという性質を持っています。このためビニールハウスをつかってもいくら暖房を使っても収穫できる季節は決まってしまうのです。そうなってくると本来の収穫時期は3月から6月位に限られてしまいます。
しかし、実際にはクリスマスにイチゴがたくさん売られています。この時期にいちごを作ることは最も難しいようで値段も相当高いようです。これらは人工的に日照時間を調整したり冷蔵庫のようなところで管理して、冬場のような環境をいちごに合わせてやることによって、収穫時期を一年中調節することができるんなりました。
四季なりイチゴは一季なりいちごであった、日照時間の制限や冬の寒さにあてなければいけないと言った、そういう条件がなくなった品種です。もともとワイルドストロベリーは日照時間に関係なく花を咲かせて実をつけます。こういった原種系の持っている性質を再度取り入れたのだと思いますが、甘さなどにおいては一季なりいちごにかなわないと言われています。
しかし最近では、相当においしい一季なりいちごにも劣らないような四季なりいちごが出てきているようです。しかし、四季なりといっても、やはりずーっと収穫できること言うと、そうでもありません。いちごは一カ所から何十枚もの葉を伸ばして、成長させて根を広げていきます。
葉は掻き取ればいいのですが、イチゴの根はドンドンと増えてつまっていきます。限界までふえててしまうと植木でいうところの根詰まりとなってしまい、成長が止まってしまいます。こうなってくると、もはやまともな大きさの実がなることがありません。
そう考えると一株の収穫期間いうのは一季なりのいちごと対して変わらないのかもしれません。そのため一季なりいちごに人工的にいつでも収穫できるような処理ができるのであれば、あえて四季なりいちごを生産者が使うこともないかもしれません。
原種に近い品種、ワイルドストロベリー
ワイルドストロベリーというのは鑑賞価値もあって、うえきのような感じで楽しめつつ、さらには実ができて食べることも出来るということから、大変に人気をよんだイチゴの一つです。
このワイルドストロベリーは実がなっている状態から買うことができますが、この種というのがかなり一般的な園芸コーナーでもかんたんに手に入る位売られています。
他のいかなるイチゴの種はうられていないと思いますが、このワイルドストロベリーだけ、簡単にどこでもうられています。これは品種の問題もあって、種が流通しないということもあるのですが、とにかく種かから育てられるというのは非常に貴重ですので、一度育ててみると面白いかもしれません。
海外のイチゴの品種
一度、海外のイチゴの品種で2m以上の背丈になるという種を買ったことがありました。
これは種袋を見ると人間の背よりも高いいちごの木ができていて、いったいどういう風になっているのかと思い、興味本位でかわずにはいられませんでした。
こういった種も日本の種屋をとおして買えるようになっていますので、今では本当に簡単になりました。そのイチゴは本当にイチゴの種がそのまま入っていて、何回もやり直したのですが結局、育てられずに今のところうまくいきません。
しかしそのイチゴについて調べていると、どうやら背丈が2mといっても木のようになる訳ではないようです。どうやらツルがどんどんと伸びていくように成長していくようです。
どういう風になってるのかはよくわからないのですが、とにかくもともとの株からつるが延びて、そこで花を咲かせてとその先につるがのびて、花を咲かせるという仕組みじゃないかと思います。
あとこれはその栄養分を根元の一つの根で吸収するのではなく、それぞれの花が咲いた花芽のところで地面に接触させることによって、発根させることで増やしていき、栄養分を吸収させていくようでした。
つまり、その人間の背丈ほどもあるいちごタワーは、それだけ大きな一個の植木鉢というものが存在していたということでした。
イチゴに隠れて中が見えなかったのですが、そのポールのような植木鉢の中には土が充満していて、そのツルが伸びていった所を次から次と、空いている穴から土にさしていくようです。
簡単に同じことをやろうとすれば、そういった大きなタワー型の植木鉢にイチゴの苗を何10個も植えればいいだけの話ですので、あえてこのようなつるが伸びていく品種を使う必要があるのかという疑問にかられました。
しかし、他にも海外の品種があって四季なりイチゴもちろんありますが、本当においしいイチゴがあるという世界的においしいイチゴがあるなどという、そういう宣伝文句があって、種の状態で簡単に売られていました。
こういったものは、固定種なのか一代交配種なのかよくわかりませんが、とにかく簡単に手に入るようなに流通されているというのがとても新鮮な驚きでした。
日本ではイチゴの品種は厳重に管理されていて、増殖するのも制限されています。とてもじゃないですが、ワイルドストロベリー以外の苺をそのように販売することはできないと思われます。
いちごというのは種だけではなく、栄養増殖といって、花を咲かせて種を作る以外の方法で自分と同じ遺伝子を持ったものを、自分自身から分裂させて増やしていくことができます。
このため種苗メーカーなどはかなり苦労して、品種を作っても、いくらでも同じものも増殖されてしまうので、とても困っていると思います。そのため特別な契約を結んで栽培を許可してもらうというようなことをやっているようです。
国内のいちごの種類、品種一覧
いちごの品種名 | 品種育成者権を有する者 | いちごの品種の説明 |
---|---|---|
001-16RQ | 株式会社エバーウィングス,赤木博 | |
A8S4-147 | 香川県 | |
AMJ-0号 | 株式会社ナチュラルステップ | |
BA1203H | 株式会社旭川ブリックス | |
Durban | ABZ Aardbeien Uit Zaad Holding BV | |
GOLAN | ABZ Aardbeien Uit Zaad Holding BV | |
HD06-1 | 日本デルモンテ株式会社,株式会社ホーブ | |
HD06-11 | 日本デルモンテ株式会社,株式会社ホーブ | |
IC-B-001 | 井上石灰工業株式会社 | |
IC-S-001 | 井上石灰工業株式会社,川人新一,川人茂 | |
MOJAVE | The Regents of the University of California | |
Monterey | The Regents of the University of California | |
Palomar | The Regents of the University of California | |
PM10号 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
PM11号 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
Portola | The Regents of the University of California | |
San Andreas | The Regents of the University of California | |
Sunmitsu | 株式会社ミヨシ | |
Sunraku | 株式会社ミヨシ | |
UC Benicia | The Regents of the University of California | |
アービン | ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア | |
アイストロ | 愛知県 | |
あかしゃのあま香 | 木下清和 | |
あかしゃのみつこ | 聖和農総研有限会社 | |
あかしゃのみはる | 木下清和,木下美津子 | |
あかねっ娘 | 愛知県 | |
アキタベリー | 秋田県 | |
アスカウェイブ | 奈良県 | |
アスカルビー | 奈良県 | |
あそのこゆき | 大嶌開太郎 | |
あまおとめ | 愛媛県 | |
あましずく | 株式会社テクモアファーム,株式会社テクモア | |
あまたんく | 株式会社ナチュラルステップ | |
アマテラス | 星野光輝 | |
アロマ | タキイ種苗株式会社 | |
アロマス | カリフォルニア大学評議員 | |
あわいつも | 有限会社新居バイオ花き研究所 | |
あわっ娘 | 川人新一,川人茂,川人健一 | |
あわなつか | 徳島県 | |
アンテール | 茨城県 | |
いちご中間母本農1号 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
いちご中間母本農2号 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
いばらキッス | 茨城県 | |
イロハ-001 | 前田光樹 | |
いわお1号 | 株式会社ジャット | |
エスポ | 株式会社ホーブ | |
エッチエス-138 | ホクサン株式会社 | |
エバーベリー | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
エムアーリー | 株式会社ミヨシ | |
エラン | ABZ Aardbeien Uit Zaad Holding BV | |
エンデュランス | プラント サイエンシズ インコーポレイティド,ベリー R&D インコーポレイティド | |
おいCベリー | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
おおきみ | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
おぜあかりん | 群馬県 | |
オソグランデ | ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア | |
おとめ心 | 山形県 | |
かいサマー | 山梨県 | |
かおり野 | 三重県 | |
かなみひめ | 金指信夫 | |
ガビオタ | カリフォルニア大学評議員 | |
カミノ リアル | カリフォルニア大学評議員 | |
カムイレッド | 川人新一,川人茂,川人アイ子,川人未記子,青野文泰 | |
カレイニャ | 畑中克彦,畑中昭一 | |
カレンベリー | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
きたえくぼ | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 | |
きたのさち | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 | |
きみのひとみ | 株式会社旭川ブリックス | |
キャピトラ | ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア | |
きらぴ香 | 静岡県 | |
きりしまのさち | 株式会社 昭和村農園 | |
クワンシエ | 藤江充 | |
けいきわせ | 静岡県 | |
ケイトリン | プラントサイエンスィズインコーポレーション,コーストクーリングインコーポレーション | |
けんたろう | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 | |
こいのか | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
こはる | 荒木進,荒木貴光 | |
こまちベリー | 秋田県 | |
さがほのか | 佐賀県 | |
さしま1号 | キューピー株式会社 | |
さちのか | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
さつまおとめ | 鹿児島県 | |
サトホロ | 札幌市 | |
さぬき姫 | 香川県 | |
サマーアミーゴ | 徳島県 | |
サマーエンジェル | 長野県 | |
サマーキャンディ | 宮城県 | |
サマーティアラ | 山形県 | |
サマードロップ | 宮城県 | |
サマーフェアリー | 徳島県 | |
サマープリンセス | 長野県 | |
サマーベリー | 奈良県 | |
サマールビー | 有限会社ミカモフレテック | |
サワベリー | 沢田広範 | |
サンチーゴ | 三重県 | |
シースケープ | ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア | |
しずたから | 静岡県 | |
しずちから | 静岡県 | |
しずのか | 静岡県 | |
しゆうこう | 静岡県 | |
スイートチャーミー | 川人健一,川人茂,田村純二 | |
スイートチャーミー2 | 川人新一,川人茂,田村純二 | |
すずあかね | ホクサン株式会社 | |
スマイルハート | 株式会社四国総合研究所 | |
スマイルルビー | 株式会社四国総合研究所 | |
するがエース | 清水市農業協同組合 | |
スルガレッド | 静岡県 | |
セリーヌ | 株式会社ホーブ | |
セレナータ | ケネス マルコーン ミュアー | |
ダーライン | ソシエテ シビル ダーボン | |
ダイアモンドベリー | 庄島隆 | |
つぶろまん | 富山県 | |
ディアマンテ | カリフォルニア大学評議員 | |
ティンカーベリー | 川人新一,川人茂,川人健一 | |
デコルージュ | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
としひめ | 松永章三 | |
とちおとめ | 栃木県 | |
とちひとみ | 栃木県 | |
とちひめ | 栃木県 | |
とねほっぺ | 群馬県 | |
トムベリー | 株式会社ちば南房総 | |
ともゆき | 山田忍 | |
とよのか | 野菜・茶業試験場 | |
なかよしこよし | 亀井豊 | |
なつあかり | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
なつおとめ | 栃木県 | |
なつじろう | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 | |
はつくに | 奈良県 | |
パルフェ | 有限会社ミカモフレテック | |
はるよい | 野菜・茶業試験場 | |
ピーストロ | 愛知県 | |
ぴぃひゃらどんどん | 福島県経済農業協同組合連合会,矢祭町農業協同組合,近藤隆夫 | |
ひたち姫 | 茨城県 | |
ひのみね | 独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構 | |
ひまつり | 学校法人東海大学 | |
ひろみ | 有限会社ミカモフレテック | |
ピンクディライト | 有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン | |
ピンクの天使 | 鬼木清 | |
ファーストベリー | 太田宣明,太田充 | |
ファーストレディー | 寺本美次 | |
ふくあや香 | 福島県 | |
ふくはる香 | 福島県 | |
ふさの香 | 千葉県 | |
フラポール | 有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン | |
フレール | 有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン | |
ペチカ | 株式会社ホーブ | |
ペチカエバー | 株式会社ホーブ | |
ペチカサンタ | 株式会社ホーブ | |
ペチカピュア | 株式会社ホーブ | |
ペチカほのか | 株式会社ホーブ | |
べにあたご | 茨城県 | |
ベニヒバリ | 東洋製罐株式会社 | |
ベリーナイス | 高橋哲尚 | |
ベルマーレ | 株式会社トーホク | |
ベルルージュ | 独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構 | |
ベンタナ | カリフォルニア大学評議員 | |
ポーラーベア | 有限会社ジェー・アンド・エッチ・ジャパン | |
ほほえみ家族 | 造田芳博,畑中克彦,泰松眞知子 | |
まなか | 日恵野初一 | |
マラー | イスラエル国立農業研究所ボルカニセンター | |
マラジョー | ジャキス マリオネット G.F.A. | |
まりひめ | 和歌山県 | |
みくのか | 水野賢治 | |
みずのまる | 尾方孝男,尾方啓一,亀井豊 | |
ミタニ | 協和種苗株式会社 | |
みづき姫 | 社会福祉法人斉信会 | |
みやぎVS1号 | 宮城県 | |
みやざきなつはるか | 宮崎県 | |
ミューア | ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア | |
みよし | 徳島県 | |
ミランシエ | 藤江充 | |
めぐみ | 徳島県 | |
もういっこ | 宮城県 | |
ももいろほっぺ2号 | 有限会社角田ナーセリー | |
ももいろほっぺ3号 | 有限会社角田ナーセリー | |
ももいろほっぺ7号 | 有限会社角田ナーセリー | |
やよいひめ | 群馬県 | |
ユーシーアルビオン | カリフォルニア大学評議員 | |
ゆうびウインド | 松木園裕美 | |
ゆうびジュエル | 松木園裕美 | |
ゆめのか | 愛知県 | |
よつぼし | 三重県,香川県,国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構,千葉県 | |
ラバー | 尾曲修二 | |
リンダモール | 愛知県 | |
ルージューテーエム | 鳥井満弘 | |
レッドパール | 西田朝美 | |
レディア | 庄島隆 | |
愛媛農試V1号 | 愛媛県 | |
伊豆っ娘 | 堀井一雄 | |
伊予姫 | 日泉化学株式会社 | |
越後姫 | 新潟県 | |
円雷 | 市川清,藤重宣昭 | |
王香 | 山口照男 | |
岡山STB1号 | 岡山県 | |
夏の輝 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
夏子 | 川人新一,川人茂,川人健一 | |
夏芳 | 芳岡昭夫 | |
花笠おとめ | 株式会社天香園 | |
華かがり | 岐阜県 | |
垣研9k206号 | 垣本商事株式会社 | |
垣研9k221号 | 垣本商事株式会社 | |
垣研9k95号 | 垣本商事株式会社 | |
甘糖朱 | 松田昇 | |
鬼怒甘 | 渡辺宗平,渡辺綾子,渡辺允,渡辺完二,渡辺秀巳,渡辺正信 | |
久能早生 | 萩原章弘 | |
久留米IH1号 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
久留米IH4号 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
京虹 | 大越望 | |
熊研い548 | 熊本県 | |
熊本VS02E | 熊本県 | |
熊本VS03 | 熊本県 | |
賢ベリー | 井上賢康 | |
古都華 | 奈良県 | |
光小布ヶ谷 | 片井勝 | |
厚目内 | 株式会社黒石植物園 | |
紅い雫 | 愛媛県 | |
紅スワン | 田辺米一 | |
紅ほっぺ | 静岡県 | |
紅寿 | 神奈川県 | |
紅春妃 | 北越農事株式会社 | |
紅福 | 福井県 | |
紅宝満 | 福岡県 | |
紅豊 | 大分県 | |
黒石 | 株式会社黒石植物園 | |
彩のかおり | 埼玉県 | |
咲姫 | 中村和好 | |
桜香 | 千葉県 | |
桜桃壱号 | 星野光輝,星野光浩 | |
三重母本1号 | 三重県 | |
山口ST9号 | 山口県 | |
讃麗 | 香川県 | |
春訪 | 千葉県 | |
純ベリー | 山口照男 | |
純ベリー2 | 山口照男 | |
初の香 | 水野賢治 | |
女峰 | 栃木県 | |
章姫 | 萩原和弘 | |
信大BS8-9 | 国立大学法人信州大学 | |
新潟S3号 | 新潟県 | |
新女峰 | 栃木県 | |
新白鳥1号 | 畑中克彦,泰松眞知子 | |
新白鳥2号 | 畑中克彦,泰松眞知子 | |
新白鳥4号 | 畑中克彦,泰松眞知子 | |
真紅の美鈴 | 成川昇 | |
瑞の香 | 野中剛 | |
清香 | 木下清和 | |
赤光 | 高田宗男,松井茂一 | |
雪うさぎ | 井手重夫,中原俊二 | |
千鶴 | 千葉県 | |
千葉F-1号 | 千葉県,国立大学法人千葉大学 | |
千葉S05-3 | 千葉県 | |
千葉S4号 | 千葉県 | |
早生吉阡 | ナント種苗株式会社 | |
大錦 | 株式会社みかど育種農場 | |
大村朱 | 松田昇 | |
大分3号 | 大分県 | |
大分5号 | 大分県 | |
大鈴 | 千葉県 | |
淡雪 | 山下徹 | |
池光 | 川人健一,川人茂,川人新一 | |
天使の実 | 井手重夫,中原俊二 | |
天朱 | 松田昇 | |
島系22-111 | 島根県 | |
島系22-148 | 島根県 | |
桃薫 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
桃春妃 | 北越農事株式会社 | |
栃の峰 | 栃木県 | |
栃木i27号 | 栃木県 | |
濃姫 | 岐阜県 | |
尾瀬はるか | 群馬県 | |
美濃娘 | 岐阜県 | |
姫香 | 上杉幸孝 | |
姫美香 | 榊原克幸 | |
風のアリス | 上野保和,上野友崇 | |
福岡S6号 | 福岡県 | |
福岡S7号 | 福岡県 | |
福岡エース | 福岡県 | |
福姫 | 坂上真俊,数馬俊晴 | |
兵庫I−3号 | 兵庫県 | |
兵庫I−4号 | 兵庫県 | |
峰クイーン | 阿波みよし農業協同組合 | |
峰クイーン21 | 阿波みよし農業協同組合,川人健一 | |
豊雪姫 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
北の輝 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
満春 | 成川昇 | |
夢つづき | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構,アヲハタ株式会社 | |
夢甘香 | 兵庫県 | |
雷峰 | 市川清 | |
鈴吉 | 吉田農業協同組合 | |
鈴姫 | 鈴木一 | |
恋のかほり | 日恵野初一 | |
和C19 | 和歌山県 | |
和田彩花 | 三好アグリテック株式会社 | |
和田初こい | 三好アグリテック株式会社 |
*ここに掲載されているイチゴの品種の情報は、記載した時点での国内品種登録、出願情報であり、育成者権者の変更や、育成者権の消滅などが起きている品種もあるかもしれません。また、記載ミスなどもあるかもしれませんが、その点をご承知おきください。
種苗メーカーのイチゴ品種
秋ごろになるとイチゴの苗がたくさん売られています。
その品種を見てみると、聞き覚えのあるスーパーなどで売られているいちごと同じ品種であったりします。
また、どこどこの種苗メーカーが作ったという品種が売られていたりします。こういったいちごはきれいなプレートがついて少し高めの値段で販売されています。
民間の種苗メーカーが開発した品種のイチゴは、それだけ開発費をかけて開発した品種なので大変厳重に守られています。基本的にはこういったいちごを勝手に増やすことはいけないというのが決まりのようです。
しかしいけないといっても、ほっておいたらランナーが伸びて勝手に増えてしまうのにどうしたらいいのかという感じですが、個人的に作っていて増えていく分にはおそらく問題ないでしょう。
ただ営利目的で増殖させたりしていると、いけないことになると思います。こういったことに非常に神経をとがらせているのは著作権の問題などと非常に似たことです。
ただこのようなことをしなければいけないような構造になっているということです。
自然な考えからいけば、買った人がどうしようがそれは自由だと思います。また、種苗メーカーはそれを育てて販売して提供することによって利益が得られ、うまくいけばいいはずです。
ただそういったことだけでは、お金が十分に回りきっていないのが現実なのでしょう。営利目的で生産するためには種苗メーカーとライセンス契約を結んで栽培しなければいけません。このようなことから品種選びと言うのは自由ということではないようです。
公的な機関のイチゴの品種
民間の種苗メーカーが開発したイチゴがある一方で、公的な機関が開発したイチゴの品種というのもあります。
これは税金などで研究開発されて作られていますので、基本的に生産者などは自由にふやすことができます。詳しいことはよくわかりませんので、ここに書いたことは間違っているかもしれませんのでご注意下さい。
公的な機関で作られた苺というのは皆が平等に使うことができるので、圧倒的に産地などでは広いシェアを誇っています。またそういった公的な機関が開発した品種でないと、どうしても余計な費用かさんでしまう為に厳しくなってしまうので、出来る限りそういった品種を使いたいということがあるのだと思います。
そういった理由からかイチゴの品種と言うのはかなり長い年月、同じ品種が栽培され続けていました。また、市場も一極管理で品種を指定した方が味が分かりやすいのでいいのだと思います。基本的に味見をして買うということはできません。そのような販売形式である以上、品種以外で判断できないという構造があります。
なんでも本当は、味見用のサンプルがあって、それで分かるようにしてあればいいのですが、商品用のパッケージを開けて味見にまわすなんて考えられもしないでしょう。誰だってもったいないと思います。
こういった野菜の品種と言うのは、次から次へとどんどんと新しいものが出てくるのですが、イチゴに関してはこのような公的な機関が作った品種というのは、かなりゆっくりとしたペースで開発されてくるので、品種はなかなか変わるという事はないようです。それでも最近ではだいぶ新しい品種に変わってきているようです。