イチゴの壺 - 庭でいちご狩り


いちごの肥料、追肥

いちご追肥

いちごの肥料、追肥








有機肥料か化成肥料?


有機肥料では一番有名なのが牛糞です。しかし、あまり与えると水はけが悪く病気になりやすいです。牛糞がいいところは、牛の食事がある程度は牧草であること、そのために消化された牧草からできている糞がたい肥となっても分解されるのに時間がかかり、長い時間、土壌をふかふかとした状態に保ってくれそうだからです。

また、そういう意味では牧草自体を土にすきこものもいいかもしれません。牧草といっても特別のものではなく、イネ科の植物のことを指します。つまり、水稲でもいいのです。つまりそれは藁となります。これは分解されるのに時間がかかっていいかも知れません。敷いてつかうだけでなく、肥料として土壌に混ぜ込むのもいいです。しかし、肥料としての効果はだいぶ少ないです。

藁とは草ですから、草の分栄養しかありません。これを補うために、牛糞というのがちょうどいいかともおもったりします。鶏糞では根やけしそうで、その点では、牛糞は安心です。



いちご肥料



害虫を防ぐ効果のある有機肥料


コーヒーの搾り粕はいいです。それも自分で飲んだコーヒーの絞り粕がいいようです。
まだ、カフェインも残り、ナメクジ避けにもいいという話を聞いたことがあります。

*防虫効果の程は定かではありませんのであまり過大な期待はしないほうがいいかもしれません。

自分で使ったコーヒー粕は完全に乾燥もしていません。そのままにしておくと、カビが発生します。土と混ぜてからまくことによりカビが発生しなくなります。

自然の微生物や昆虫に分解されながら、長い間、肥料としての役目を果たしていきます。また、初期ではカフェインがナメクジを寄せ付けないようにするという一石二鳥の肥料です。イチゴはあまり関係ありませんが、センチュウ類にも効果があるという情報もあるようです。

しかし、コーヒーを飲まない人には難しい問題です。ネットなどで探せば売られているものがあったり、業者から買うことも可能な場合があるようです。



避けたほうがいい肥料


油かすは逆にナメクジを呼び込むかのようにイチゴが食害にあいます。
実際に菜種油かすが呼び寄せているかは分かりませんが、とにかく辞めておいたほうがいいかも?という感じです。

以前、一度使ったところ、かなりの食害が続いて、ほとんどのイチゴの実がかじられたことがありました。

しかし、ナメクジ対策で農薬などの他の方法に頼るとすれば、追肥として使うのにはいいかもしれません。
新しい農薬は本当に安全性に厳しくなっていて、自然に存在する物質を使ったような農薬が売られています。



いちご肥料



イチゴに良い肥料


簡単にすましたい場合、、市販のイチゴ用の肥料を買うと楽です。中味は有機、化成、両方混ざったもの、製品によって様々なものがあります。

また、緩効性の化成肥料を使うのも手軽でいいと思います。イチゴは肥効を継続させることが重要です。 肥料分が切れないように追肥をすることで、たくさんの大きな実を収穫することができます。

新しい技術で開発された緩効性化成肥料の中には、かなりの長い期間じわじわと分解されていく、有機肥料のような効き方で、肥料の効果も高いものが市販されていますので、それらを利用すると追肥の手間も減るかもしれません。



肥料の与え方


いちごの肥料のやり方ですが、元肥の場合は、苗を植える時に土に混ぜておけばいいわけですが、追肥として与える時には地面を掘るとイチゴの根に傷をつけてしまうことがありますので、土の上に蒔くか、置き肥といって、地面の上に肥料の粒を置いて施肥することになるかと思います。

また、液肥の場合は水と一緒にあたえることができますが、一度に濃度の濃いものを与えられないので、こまめに水やりができるような場合に良いいかもしれません。

よく見られるようなビニールハウスのイチゴ狩りのような高床栽培施設では、用土はほとんど無肥料で、液肥の入った養液を流していき水耕栽培のようにして育てていることが多いようです。これはイチゴの肥料の与え方として理にかなった方法だといえるのかもしれません。